But he never meant shit
to me you see
Straight up racist
that sucker was Simple and plain
Mother fuck him and John Wayne
って感じに歌ったパブリックエナミーとか
あとスパイクリーはなんか反応してるのかな？
60年代に盛んだった公民権運動についてはほぼ無関心だったし、
この映画に描かれているほど黒人コミュニティに同情的というか、シンパシーを感じていたようには思えないんだけどな
>>810
エルヴィス＝racist と言ってしまえる根拠はなんなんだろ。そこらへんどうなん
曲作ったの？
おっしゃる通り。
エルヴィス個体にプロテスターだったかのようなキャラ付けをするのは間違いだと思う。この映画は脚色としてちょっとその方向に持って行きすぎてる。
エルヴィスはニクソンと衝動的に会ったり、またその後もニクソンとやり取りしてた事が後々判明したらしいし、まあ、レイシストではないけど、これといった思想がない人。
黒人スタッフが入場拒否されて怒って出演拒否したとか細々したエピソードはあるけど、当時積極的に政治的活動をしてた沢山の有名人がいるわけだし、そこにエルヴィスは並べられない。
ただこの映画にあるように音楽のルーツは明らかにブラックミュージックであり、そこが世間一般ではいまだに漠然とした認知になってるところもあるので、この映画でルーツミュージックとしてそこをつなげて描いて見せたのは良かった。
映画の中で、キング牧師やロバート・ケネディが暗殺されたときにあんなに衝撃を受けたような描写がされているのに、
ニクソンが大統領に当選したらコロッとニクソンに傾倒して衝動的に会いに行くとか訳分からんな
まさに節操がない人。ベトナム戦争に関してもジョン・レノンと意見が合わなかったようだし、
イギリス人のジョン・レノンがアメリカに住んで反ベトナム戦争運動をやっていることを快く思っていなかった節がある。
政治的には定見のないあやしい人物だよね
まあ晩年のエルヴィス・プレスリーは紛れもない成功者、音楽ビジネス界におけるひとかどの人物だったわけで
何がなんでも成功を追う立場から後続世代に追われる立場になったときに、
成功者にはありがちな、保守的な傾向へと転向するという態度を鮮明に出していたと思うぞ
たとえばドラッグ問題への取り締まりとか反共産主義的な態度など。
60年代後半から台頭しはじめるヒッピーみたいなロックミュージシャン（CCRとかドアーズとか）を毛嫌いして
それらとははっきりと一線を画する態度を取った。
ラスベガスのホテルを根城にしてライブ活動するなんていうのも、
いかにもアメリカのポッと出の成功者、小金持ちを相手に商売しようという魂胆がありありだろ？
自身もそういうポッと出の成功者のブルジョワ階層だったんだから当然のことだったわけだが。
当時すでに過去の遺物として憐憫や嘲笑の対象にされていたエルヴィスの内心の心情は想像するに余りある。
エルヴィスは実際にはそういう人だったのだが、映画ではバズ・ラーマンが
自分が理想として思い描くエルヴィス像を描くために捻じ曲げてしまったんだな
いやちょっと違う。
> 後続世代に追われる立場になったときに、成功者にはありがちな、保守的な傾向へと転向するという態度を鮮明に出していたと思うぞ
保守に転じたという明確な事実がない。ニクソンとやり取りしてた状況証拠が出てるだけ。またその「保守」という言い方において、当時盛り上がりを見せていた公民権運動で言うところの人種差別観がエルヴィスにあったかというとそんな事実はどこにもない。人種差別的というのは難しいもので、あのクラプトンですら人種差別主義者だが、エルヴィスの場合その痕跡もない。反共だったという事が言えるかも知れないといった程度。実際のところは規定できないほどエルヴィスはあやふや。ノンポリくらいの位置付けから動く事はないよ。
> ラスベガスのホテルを根城にしてライブ活動するなんていうのも、いかにもアメリカのポッと出の成功者、小金持ちを相手に商売しようという魂胆がありありだろ？
それはエルヴィスの意向じゃない。この映画にある通りベガスが拠点になったのはマネージャーのコントロールである。ベガスで後年のライブスタイルを形成したのは確かだが、それは別に下の世代へのカウンターではなくて、自分の年齢や音楽性と、また先述のマネージャーの意向とが組み合わされたもの。音楽シーンはひとつの時代でもひとつだけではないし、トム・ジョーンズやシナトラのようなレイヤーもあるし、エルヴィスが必ずしもヒッピー文化に接近する必然性はなかった、というだけの事。
またマネージャーが他のミュージシャンとの横連携を許さなかったため孤立したという事もある。
君が失念しているポイントはエルヴィスが、前期だろうが後期だろうがゴスペルを素地にしているという点だよ。ブルースに感化されたUKロックにとやかく言われる筋合いがないエルヴィスの土着性がまずある。その土着性に従えば、流行りのヒッピー文化を重要視する必然性はエルヴィスにはない。
エルヴィスはあくまで純アメリカ国産のソウルミュージシャンであり、金とか流行は二時的に影響してるだけ。
>映画ではバズ・ラーマンが自分が理想として思い描くエルヴィス像を描くために捻じ曲げてしまった
この映画でのバズ・ラーマンの脚色としては、君が言うような「成功者としての保守的な本質でしたたかに戦略を練っていたのが本当のエルヴィスだがそれを隠した」なんて事はしてない。あのエルヴィスの不幸の描き方はそのまま事実に基づいてる。
監督が脚色したのは「エルヴィスが意図的に大人社会に反意を示した」という点。そんな事実はない。あれが監督の脚色。
実際にはエルヴィスはライブ先の地元警察（か市民団体）から「動かないでライブやれ」と言われて言う通りにしてる。
本当のエルヴィスというのは「自然にやってる事が社会問題化してしまう若者スター」だった。それを言語化したのは次の世代のプロテストミュージシャン達だった。
ただしこの映画にもあるようにキング牧師の暗殺についてプロテストソングを作り68年のテレビ番組で歌ったのは事実。
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/cinema/1645310765/0-
